三代宮川香山(真葛香山) [1881-1945]
三代宮川香山は二代香山の長男として横浜に生まれます。二代の跡を継ぎ昭和16年に三代香山を襲名しますが、すぐに太平洋戦争がはじまります。思うように制作ができないまま昭和20年に横浜空襲で窯を焼失、従業員とともに戦災死してしまいます。本作は極彩色の装飾が施された絢爛豪華な孔雀香炉です。泉屋博古館(旧住友家コレクション)に初代香山の作である孔雀香炉が収蔵されているが、超絶技巧と称された明治工芸の粋を受け継ぎ、変わらぬ技術の高さを見ることができる。細部においても造形と絵付けの精緻さが見事である逸品です。