川瀬忍 [1950-]
川瀬忍は三代続く陶芸家の長男として生まれ、祖父・初代川瀬竹春と父・二代竹春のもと十代の頃より陶芸の道に進んだ。青磁作品の卓越した技術と緊張感のある表現は非常に評価が高い。本作は「しろゑ」と題された2012年個展の出品作である。「しろゑ」とはすなわち「白衣」のことであり青磁に用いる土に白化粧土を掛けた李朝の粉青沙器を試みるものであった。使い込むうちに染みが広がり変幻を重ねていく。使い手にその完成がゆだねられたような作品です。